
はじめに
最近、警察官をかたる詐欺(通称:ニセ警察詐欺)の被害が全国で急増しています。
「捜査のため」や「あなたを逮捕する」といった名目で不安をあおり、金銭をだまし取る悪質な手口です。
本記事では、実際の事例・典型的な手口・防止策をわかりやすく解説し、被害に遭わないためのチェックポイントを紹介します。
1. 偽警官詐欺とは?
犯人が警察官になりすまし、SNSや電話で接触してくる手口です。
「資産調査」「逮捕」「口座送金」などを口実に、不安や恐怖を与え、金銭を要求します。
近年は、警察手帳や逮捕状を偽造し、画像を送信して信用させるケースも報告されています。
2. よくある手口と実際の事例
2. 最新の詐欺手口とは?
SNS・電話での接触
詐欺グループは、SNSや電話で接触し、「口座が犯罪に使われている」「逮捕状が出ている」といって不安を煽ります。
「捜査のために資産を調べます」と告げられて、銀行口座などの情報提供を求められます。
ビデオ通話で警察手帳や逮捕状を見せて信用させる手口もあります。
キャッシュカード詐欺盗(カード交換型・すり替え型)
固定電話に「あなたのキャッシュカードが不正に使われている」との連絡をし、自宅へ訪問。
封筒にキャッシュカードと暗証番号を書いたメモを入れさせて、偽のカードとすり替える方法で、被害者が気づかないうちに現金が不正引き出されます
キャッシュカードを預かりに来る詐欺
金融庁などと名乗り、「古いカードを預かる」として自宅訪問し、封筒をすり替えてキャッシュカードを盗む手口も確認されています。
警察手帳や逮捕状の画像を送って信じ込ませる
これらはすべて詐欺の典型的なパターンです。
3. 警察が絶対にしないことチェックリスト
次の項目に該当したら、その時点で詐欺を疑うべきです:
✅ SNSや電話で警察官・検察官・市役所職員が直接連絡してくる
✅ 運転免許や警察手帳の画像を見せられる
✅ キャッシュカードや暗証番号を書かせるよう求められる
✅ 自宅でキャッシュカードを受け取るように言われる
✅ 現金の調査をする/口座の資産を保護すると言われる
→ 警察官がこれらをすることは100%ありません
4. 偽警官詐欺のチェックリスト
次のようなポイントに当てはまったら要注意です。
□ SNSで警察を名乗る連絡が来た
□ 金銭の送金を指示された
□ 「資産を調べる」と言われた
□ 「逮捕する」と脅された
□ 警察手帳や逮捕状などの画像が送られてきた
5. 被害に遭わないための対策
警察を名乗る人物から電話がきたら、一度電話を切り、警察署へ相談する
警察を名乗る人物から連絡があっても返信しない・リンクを開かない
家族や知人に相談する(独断で動かない)
- 公式窓口に確認する
6. 困ったときの相談窓口
警察相談専用電話:#9110
消費者ホットライン:188
国民生活センター:公式サイトからも相談可能
7. まとめ
偽警官詐欺は「警察」という信頼を悪用し、不安を与えて金銭をだまし取ります。
覚えておきたいことは3つだけ:
警察は金銭を要求しない
警察はSNSで連絡しない
警察は画像を送らない
もし怪しいと感じたら、一人で判断せず、すぐに相談してください。
安心して暮らすために、この情報をぜひご家族や友人とも共有しましょう。
情報提供元:愛知県警

